文化財と古楽コンサートについて
 文化財と古楽コンサートは、当会のコーディネートにより、カトリック神田教会が国の登録有形文化財に登録されたことを記念して2002年に開催したのが最初です。
それまでにも、教会を登録有形文化財としてコーディネートしてきましたが、ルネッサンス様式の内部空間を持つカトリック神田教会を見て、この内部空間に相応しいコンサートをしようと考え、ルネッサンス期の音楽の専門家の国際基督教大学教授の金澤正剛氏と話し合いました。
その結果、建築空間に異質な音楽をイベント的に演奏するのではなく、文化財としての建築空間に相応しい音楽のコンサートを開催して行くことにしました。つまり、建築の保存と音楽の保存が融合し、演奏会場はタイムスリップしたように異次元の雰囲気を堪能できるコンサートを実現することを目的としました。
そして、三舩康道が建築の解説をし、金澤正剛氏が音楽を解説し、演奏を行うというスタイルが確立しました。
第1回目のコンサートの評判がよく、その後続けて開催しました。しかし、都合により2008年で一旦休止としました。
そして、2013年からは、復活させようと考えています。そして、今年は、教会ばかりではなく、仏教の本堂も活用して行きたいと考えています。
また、一度住宅でも開催したことがあります。大変好評でした。今後とも実施して行きたいと考えていますので、ご希望される方は声をかけてください。

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